二重窓はDIYでできる?失敗しやすい点を丁寧に詳しく解説
二重窓はDIYでできる?失敗しやすい点を丁寧に詳しく解説
作成日: 2026年10月20日 最終更新日: 2026年10月20日(本記事の制度・金額は2026年10月時点の情報です)|読了時間: 約7分|出典・参照は記事末尾に記載
市販の内窓キットやプラスチック段ボールを使って、「二重窓をDIYで作れないか」というご相談をいただくことがあります。費用を抑えたいというお気持ちはよく分かりますが、DIYには特有の注意点があります。インターネットの動画やブログで紹介されている方法を参考にされる方も増えています。
結論からお伝えすると、簡易的な二重窓であればDIYでも作ることは可能ですが、気密性や見た目、防犯性、補助金の利用可否といった面で、業者に依頼する内窓とは違いが出やすいという実情があります。
こんにちは。東京都多摩市と世田谷区を拠点に、窓と水回りの断熱・防犯リフォームに特化した株式会社リフォームダイレクトです。この記事では、二重窓のDIYで注意したい点を分かりやすく丁寧にご説明します。
二重窓はDIYでも作れますか?
市販の内窓キットや突っ張り棒とプラスチック段ボールを使った簡易的な二重窓は、DIYでも作ることが可能です。
ホームセンターやネット通販では、突っ張り式の枠にプラスチック段ボールやポリカーボネート板をはめ込む簡易内窓キットが販売されています。工具を使わずに設置できる製品も多く、賃貸住宅でも取り入れやすい方法として広く知られています。
こうした簡易的な二重窓は、窓からの冷気をある程度やわらげる効果が期待できますが、既存の窓とのあいだに気密性の高い空気層を作る本格的な内窓とは、構造も効果も大きく異なります。
DIYと業者施工の違い(目安)
| 種類 | 特徴(目安) |
|---|---|
| DIYの簡易内窓 | 突っ張り式・プラスチック段ボール等、気密性は限定的 |
| 業者施工の内窓(本格的な二重窓) | アルミ樹脂複合枠・Low-Eガラス等、気密性が高い |
DIYでよくある失敗にはどんなものがありますか?
採寸のずれによる隙間、経年でのゆがみ・落下、結露の見落としなどが、DIYの内窓でよく起こる失敗として挙げられます。
突っ張り式の枠は、窓のサイズに対してぴったりと採寸できていないと、隙間ができて断熱効果が下がってしまいます。特に窓が経年で微妙にゆがんでいる住宅では、既製品のサイズ調整だけではうまく収まらないこともあります。
突っ張り棒の力だけで固定するタイプは、時間の経過とともに突っ張りが緩み、枠がずれたり落下したりすることがあります。特に気温差の大きい時期は、素材の伸縮によって固定力が変化しやすくなる点にも注意が必要です。
また、簡易的な二重窓は、既存の窓とのあいだにできる空気層の密閉性が低いため、思ったより結露が発生してしまうこともあります。密閉性が中途半端だと、かえって湿気がこもりやすくなるケースも考えられます。
プラスチック段ボールなど半透明の素材を使う場合、外の光は取り込めても視界がぼやけてしまい、窓本来の見晴らしが損なわれることもあります。景観や採光を重視する部屋では、こうした見た目の変化も事前に考慮しておきたいポイントです。リビングなど人目につく場所では特に注意が必要です。
取り付け位置によっては、窓の開閉やカーテンの開け閉めに干渉してしまうこともあります。既存の窓まわりの家具や設備との位置関係を確認せずに設置すると、日常の使い勝手に支障が出ることも少なくありません。
DIYの二重窓は補助金の対象になりますか?
DIYで設置した簡易的な二重窓は、先進的窓リノベ事業などの補助金の対象にはならないという点に注意が必要です。
先進的窓リノベ事業をはじめとする補助金制度は、事務局に登録された製品を、登録された窓リノベ事業者を通じて施工することが条件になっています。ホームセンターなどで購入した簡易内窓キットをご自身で設置する場合、この条件を満たさないため、補助金の対象にはなりません。
「せっかく窓の断熱をするなら補助金も活用したい」という場合は、業者に依頼して登録製品を設置する必要があります。DIYでの施工は、費用を抑えられる反面、補助金という選択肢自体がなくなってしまう点に注意が必要です。
補助金を使わずにDIYで済ませた場合と、補助金を使って業者に依頼した場合とで、最終的な自己負担額を比較してみると、思ったほど差がないというケースも少なくありません。検討の際は、両方の総額をあわせて見積もってみることをおすすめします。当社では、こうした比較検討のご相談もお受けしています。
DIYの二重窓で防犯性は高まりますか?
簡易的な二重窓は防犯を目的とした製品ではないため、防犯性の向上はあまり期待できず、断熱・防音を目的とした対策と考えるのが実情に近いです。
プラスチック段ボールやポリカーボネート板を使った簡易内窓は、ガラスに比べて割れにくいという特徴はありますが、突っ張り式の枠は本格的な鍵付きサッシに比べて強度が低く、防犯性を高める目的にはあまり向いていないと考えられます。
一方、業者に依頼する内窓の中には、鍵付きの製品や、防犯性能を意識したガラスを選べるものもあります。断熱だけでなく防犯性も高めたい場合は、こうした製品を選ぶことで両方のニーズにあわせて対応できます。
「音が気になるので二重窓にしたい」という防音目的のご相談も多くいただきますが、こちらも簡易的なDIY製品では効果に限界があります。しっかりとした防音効果を求める場合は、気密性の高い製品を選ぶことが重要です。電車の音や交通量の多い道路沿いなど、悩みの度合いが大きいほど、その差を実感しやすくなります。
DIYと業者依頼、どちらを選ぶべきですか?
費用を最小限に抑えたい・賃貸で原状回復が必要な場合はDIY、断熱効果や補助金活用を重視する場合は業者依頼が向いています。
DIYと業者依頼、向いているケース
DIYが向いているケース 費用をできるだけ抑えたい 賃貸住宅で原状回復が必要 応急的な対策で十分 | 業者依頼が向いているケース 断熱・気密性能を重視したい 補助金を活用したい 長期的に安定した効果を求めたい |
賃貸住宅にお住まいで、退去時に原状回復が必要な場合は、突っ張り式の簡易内窓が選ばれることが多いようです。一方、持ち家で長期的に快適さを求める場合や、補助金を活用して費用を抑えたい場合は、業者に依頼する本格的な内窓の方が結果的に満足度が高くなりやすい傾向があります。ご自宅の状況やお住まいの形態によって、最適な選択は変わってきます。
業者に依頼する内窓は、DIYと比べてどんな違いがありますか?
採寸から製品選定、施工まで専門的に行うため、気密性・見た目の仕上がり・補助金の活用のいずれの面でもDIYより安定した結果が期待できます。
業者依頼の内窓設置の流れ
まず現地調査 1現地調査・採寸 窓のサイズ・形状を正確に採寸 | 2 製品選定・発注 住宅の状況に合った登録製品を選定 | 3 施工・補助金申請 専門業者が施工し、補助金の申請もサポート |
当社では、見積りの段階で、DIYとの違いや、補助金を活用した場合の実質的な費用感もあわせてご案内しています。「DIYで済ませようと思っていたが、補助金を使うとそこまで変わらない金額になった」というお声をいただくこともあります。
見積り〜補助金申請〜施工〜アフターまで同一の担当者が対応する体制をとっており、電気工事士やガス、水道などの資格を持つ担当者が複数の作業に対応しています。DIYで不安な部分だけ業者に相談したいというご要望にも対応可能です。
実際の内窓施工実例は窓・水回り断熱施工事例でご覧いただけます。窓断熱の基本的な考え方は窓断熱リフォームの解説ページでもご紹介しています。
【LINE無料相談承り中】
ご相談・お見積りの費用はいただきません。
「DIYと業者依頼どちらがいいか知りたい」
そのご相談だけでも大丈夫です。
この小笠原が対応します。
窓の写真、色の悩み、補助金のこと。整理されていなくても、そのまま送ってください。
二重窓のDIYについてよくいただく質問は?
多いのはDIYの限界、よくある失敗、補助金が使えるかについてのご質問です。制度は年度によって変わります。
二重窓はDIYでも作れますか?
市販の内窓キットや突っ張り棒とプラスチック段ボールを使った簡易的な二重窓は、DIYでも作ることが可能です。
DIYでよくある失敗にはどんなものがありますか?
採寸のずれによる隙間、経年でのゆがみ・落下、結露の見落としなどが、DIYの内窓でよく起こる失敗として挙げられます。
DIYの二重窓は補助金の対象になりますか?
DIYで設置した簡易的な二重窓は、先進的窓リノベ事業などの補助金の対象にはなりません。
DIYと業者依頼、どちらを選ぶべきですか?
費用を最小限に抑えたい・賃貸で原状回復が必要な場合はDIY、断熱効果や補助金活用を重視する場合は業者依頼が向いています。
業者に依頼する内窓は、DIYと比べてどんな違いがありますか?
採寸から製品選定、施工まで専門的に行うため、気密性・見た目の仕上がり・補助金の活用のいずれの面でもDIYより安定した結果が期待できます。
出典: 先進的窓リノベ2026事業(公式)(制度内容・予算状況は2026年8月18日時点)
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