おがピ社長のよろず相談
内窓は、どこで買っても同じ。でも、施工する職人で差が出る!私が取り付け前に必ず確認すること
内窓は、ただ取り付ければ良いというものではありません!
内窓は同じメーカーの同じ商品であれば、基本的な製品性能は同じです。
ところが、実際に窓断熱工事をしていると、商品だけでは分からない小さな違いがあることに気づきます。
それは、取り付ける前の外窓の状態、施工する職人の気配り、そして工事が終わった後のお付き合いです。
こんにちは!東京都多摩市と世田谷区を拠点に活動している株式会社リフォームダイレクト、LIXIL窓マイスターの小笠原です!
今日も「おがピ社長のよろず相談」をご覧いただき、ありがとうございます!
今回は、ちょっと職人らしいお話をしてみようと思います。
普段、私はリフォーム会社の社長としてお客様との打ち合わせや見積りをしていますが、実は今でも現場で内窓を取り付けている職人でもあります。
もちろん、私一人ですべての工事をしているわけではありません。
いつも協力してくれるスタッフや、材料の手配・納品を支えてくださる問屋さんなど、皆さんのお力を借りながら、チームで施工しています。
ただ、現場では私が中心となって作業を進め、難しい造作枠の加工や、取り付けに工夫が必要な部分などは、自分自身で施工しています。
やっぱり私は、現場で手を動かすことが好きなんですね(笑)。
そんな私が、内窓の工事をするたびに思っていることがあります。
「内窓を取り付ける前に、まず外窓をちゃんと見てあげよう!」
1.同じ内窓なのに、どうして施工で違いが出るの?
例えば、LIXILのインプラスやYKK APのウチリモ。
どちらも優れた内窓商品です。
同じメーカーの同じ仕様の商品なら、どの販売店で購入しても、製品そのものの性能が変わるわけではありません。
それなら、なるべく安いところにお願いした方が良いのでは?
そうお考えになるのも、当然だと思います。
ただし、内窓は完成した商品を置くだけの設備ではありません。
今ある窓の寸法を測り、その窓に合わせて製作し、現場で正しく取り付ける必要があります。
しかも、取り付け先となる住宅の窓は、築年数も形も、使われ方もそれぞれ違います。
そこで大切になるのが、既存の外窓の状態を確認することなんです。
私は、このひと手間が内窓工事の品質を左右する大切なポイントだと思っています。
2.実は、外窓の建て付けが狂っていることがあるんです!
長年使っている引違い窓。
皆様のお宅では、こんなことはありませんか?
- 最近、窓の開け閉めが重くなった
- 窓を閉めたときに、どこかに隙間がある
- 鍵が以前より掛かりにくくなった
- 窓の左右で高さが少し違う
- 風の強い日に窓がガタガタする
実際に現場で調べてみると、こうした症状のある窓は決して珍しくありません。
特に、毎日のように開け閉めする窓は、長年の使用によって戸車が摩耗したり、建て付けがずれたりすることがあります。
一方、ほとんど使っていない窓でも、汚れや部品の劣化によって調子が悪くなる場合があります。
窓の下には「戸車」という小さな車輪が付いている商品があり、その高さを調整することで、窓の傾きを直せる場合があります。
また、鍵の部分を「クレセント」と呼びますが、こちらも位置の調整ができる商品があります。
つまり、窓というものは、長年使っているうちに調整が必要になることがあるんですね。
そして、私が特に気にしているのが、外窓を閉めたときの隙間です。
もし外窓がきちんと閉まっていなければ、そこから外気が入りやすくなります。
その状態で新しい内窓を取り付けても、内窓そのものの断熱性能がなくなるわけではありません。
しかし、せっかく二重窓にするのであれば、外窓もできるだけ良い状態にしておきたいと私は考えています。
外窓もきちんと閉まる。内窓もきちんと閉まる。その両方を大切にしたいのです。
ですので、弊社では内窓を取り付ける前に、既存の外窓の開閉状態や鍵の掛かり具合などを確認しています。
調整可能な範囲で不具合が見つかれば、必要に応じて調整してから内窓を施工します。
もちろん、部品が壊れていたり、サッシが大きく変形していたりする場合には、調整だけでは直らないこともあります。
そのような場合は、お客様に状態をご説明し、必要な修理についてご相談します。
私は、このような作業こそ、現場を知っている職人の大切な仕事だと思っています。
3.開け閉めしていない窓ほど、実は汚れていることも!
さて、もう一つ気になっていることがあります。
これは、私が最近の施工現場でもよく感じることなのですが、何年もほとんど開けていない窓が結構あるんです。
例えば、家具の裏にある窓や、普段使わないお部屋の窓。
「そういえば、この窓、何年も開けていないわ」
そんなお話を伺うことがあります。
そこで窓を開けてみると、サッシの下枠にホコリや砂、カビのような汚れがたまっていることがあります。
ひどい場合には、泥のようになってこびり付いていることもあります。
実は、外窓のサッシには、雨水などが下枠に入った場合に、外へ排出するための仕組みが設けられている商品があります。
ところが、レールや排水部分にゴミがたまると、水が流れにくくなることがあるんです。
特に、窓の下枠に水がたまったままになっているような状態には注意が必要です。
外窓のお掃除で確認したい場所
- 窓の下枠やレールにたまった砂・ホコリ
- 水が流れる排水部分の汚れ
- ガラスの下端やサッシの隅
- ゴム部分の汚れや傷み
- 窓を閉めたときの隙間や鍵の状態
サッシの下枠は、雨の日に一時的に水がたまる構造の商品もありますので、水があるから必ず故障というわけではありません。
ただし、雨がやんでも水が引かない場合や、排水部分に汚れが詰まっている場合には、点検した方が良いでしょう。
そして、ここからは、もう少し気になるお話です。
4.ペアガラスの中に水がたまる「内部結露」をご存じですか?
最近、現場で見かけることがあるのが、ペアガラスの内部結露です。
ペアガラスとは、2枚のガラスの間に空気やガスの層を設けた複層ガラスのことです。
このガラスとガラスの間は、通常、周囲を密封して湿気が入らないように作られています。
ところが、長年使っているうちに、周囲の封着材が劣化したり、ガラスに傷みが生じたりすると、内部に湿気が入り込む場合があります。
そうすると、普通なら曇らないはずのガラスとガラスの間が、白く曇ったり、水滴が付いたりすることがあるんです。
これを「複層ガラスの内部結露」と呼びます。
ひどいものでは、ガラスの間に水がたまって、まるで小さな水槽のようになっているものもあります。
私は現場でこうした状態を見るたびに、やっぱり窓も長く使うには点検が必要なんだなあと感じます。
ただし、一つ知っておいていただきたいことがあります。
サッシの排水部分が詰まることと、ペアガラスの内部結露は、別の不具合です。
水が排出されず長時間たまっている状態は、窓の管理上好ましくありませんが、それだけで内部結露の原因と決まるわけではありません。
また、一度ガラスとガラスの間に湿気が入って内部結露を起こした場合、表面を掃除するだけでは直りません。
基本的には、複層ガラスの交換が必要になります。
だからこそ、窓の状態を普段から見ていただき、異常があれば早めにご相談いただきたいのです。
5.内窓を取り付けると、外窓はますます開けなくなります!
ここは、ぜひ皆様に覚えておいていただきたいところです。
内窓を取り付けると、窓は二重になります。
そのため、窓を開けたいときには、まず内窓を開けて、それから外窓を開けることになります。
そうなると、冬の寒い時期などは、外窓をほとんど開けなくなる方もいらっしゃいます。
せっかく断熱性能の高い内窓を付けたのですから、当然といえば当然ですよね。
ただ、そこで私から一つお願いがあります。
年に一度は、内窓と外窓を両方開けて、外窓のお掃除をしてあげてください!
例えば、年末の大掃除のときでも構いません。
もちろん、できれば年に一度だけでなく、汚れ具合に応じて、こまめにお掃除していただくのが理想です。
窓を開けて、レールのホコリや砂を取り除き、排水部分に汚れがたまっていないか見てあげてください。
ガラスも拭いて、ゴムの部分も軽く確認してあげる。
たったそれだけでも、普段見えない外窓の状態を確認する機会になります。
ただし、高所や足場が不安定な場所では、絶対に無理をしないでください。
また、サッシの種類によってお手入れの方法が違いますので、取扱説明書に従ってお掃除してください。
内窓を付けた後も、外窓はそのまま残っている、大切な住宅設備なのです。
なお、内窓を設置しても外窓側の結露が完全になくなるとは限りません。
室内の湿気が内窓と外窓の間に入り込むと、冷えた外窓に結露が発生することがあります。
暖房時には内窓をきちんと閉め、結露の状態も時々確認していただくことをおすすめします。
6.外窓のお掃除が大変なら、私たちに頼んでください!
とはいっても、窓のお掃除はなかなか大変ですよね。
特に、大きな掃き出し窓や、普段使わないお部屋の窓などは、掃除が面倒になってしまうこともあると思います。
「小笠原さん、内窓を付ける前に、外窓もきれいにしてもらえない?」
そんなときは、ぜひお申し付けください。
弊社では、内窓を施工する際に、既存の外窓やサッシの清掃についてもご相談を承っています。
通常の施工準備で行う確認とは別に、本格的な清掃が必要な場合には、作業内容を確認して、追加費用をご案内いたします。
窓を開けて、下枠やレールの汚れを取り除き、ガラスを拭いてから内窓を施工することもできます。
もちろん、外窓が傷んでいる場合や、排水不良などがある場合には、清掃だけで解決できないこともあります。
そんなときも、現在の状態をご説明してから、必要な対処方法をご提案します。
せっかく新しい内窓を取り付けるのですから、できれば外窓も気持ちの良い状態にしておきたいですよね!
7.内窓は取り付けて終わりではありません。20年先までのお付き合いです!
さて、ここからが今日、一番お伝えしたいことです。
内窓というのは、毎年交換するような設備ではありません。
適切に使用し、必要なメンテナンスを行えば、長い年月にわたって使い続けることが期待できる商品です。
私自身、お客様には20年先も安心して使っていただきたいという気持ちで施工しています。
もちろん、20年間まったく故障しないことや、すべての部品がその期間使えることを保証するものではありません。
だからこそ、取り付けた後のお付き合いが大切なんです。
外窓も内窓も、長年使っているうちに、開け閉めが重くなったり、鍵の締まり具合が変わったりすることがあります。
そのような場合、戸車や鍵などの調整で改善できることがあります。
もちろん、部品の摩耗や破損があれば交換が必要になる場合もあります。
ここで、皆様に一つ考えていただきたいのです。
「10年後、内窓の調子が悪くなったら、誰に電話しますか?」
取り付けた会社が遠方にある場合や、インターネットで注文して施工業者が別々だった場合など、工事後の連絡先が分かりにくいこともあるかもしれません。
もちろん、大きな会社でも、インターネットで販売している会社でも、きちんとアフターサービスを行っているところはあります。
ですから、どちらが良いとか悪いとか、そういうお話ではありません。
ただ、工事を依頼する前に、
- 誰が実際に取り付けに来るのか
- 施工後の調整は誰が担当するのか
- 調整や修理が必要なときの連絡先はどこか
- 出張費や調整費用はどうなっているのか
- 長く使っていて不具合が出たときにも相談できるのか
こうしたことは、ぜひ確認しておいていただきたいと思います。
価格も大切ですが、長く使う設備だからこそ、取り付けた後の安心感にも目を向けていただきたいのです。
8.うちの場合は、社長の私に直接電話がつながります(笑)
さて、ここからは少しだけ、弊社のお話をさせてください。
リフォームダイレクトでは、私自身が窓の調査や採寸を行い、施工スタッフと一緒に工事をしています。
造作枠の加工など、難しいところは私が直接手を動かして仕上げています。
だから、施工した窓のことを、私自身がよく知っているんですね。
例えば、工事をしてから数年後に、
「小笠原さん、あのとき取り付けてもらった内窓、ちょっと閉まりが悪くなってきたんだけど」
そんなお電話をいただいたら、
「ああ、そうですか! それじゃあ、ちょっと見に伺いますね!」
というお話ができます。
実際の状態を確認し、調整で直せるものは、できるだけ気持ちよく使えるように対応したいと思っています。
もちろん、訪問日程は調整させていただきますし、部品交換や修理内容によって費用が発生する場合には、事前にご説明いたします。
でも、何より大切なのは、
「ちょっと困ったな」というときに、気兼ねなく連絡していただけること。
これだと思うんです。
工事が終わったら、それでおしまい。
そんなお付き合いには、したくありません。
私の名刺をお持ちのお客様なら、携帯電話に直接ご連絡いただいても結構です。
会社へお電話いただいても、私が窓口となって対応します。
実際に施工した人間と直接話ができる。
これが、私の考える「顔が見えるリフォーム屋」の大切なところです。
そして、これは決して私一人の力ではありません。
一緒に施工してくれるスタッフや、支えてくださる問屋さんなど、いつものチームがいてくれるからこそ、安心して工事をお届けできるのです。
社長であり、職人でもある私が中心となって、責任を持ってお客様とお付き合いしていきたい。
これからも、その気持ちを大切にしていきます。
「うちの窓も、ちゃんと取り付けられるかしら?」
外窓の建て付けが気になる方、内窓の取り付け方法を知りたい方も、気軽にご相談ください。
窓の写真をLINEで送っていただければ、まず確認できる範囲でご案内します。
LINEでちょっと聞いてみる24時間365日メッセージ受付中/ご相談・お見積り無料
9.これから内窓を取り付ける方に、私からお願いがあります
今回の「おがピ社長のよろず相談」、いかがでしたでしょうか?
少し職人目線のお話になってしまいましたが、最後にもう一度、私からお願いがあります。
内窓を取り付ける会社を選ぶときには、商品の価格や補助金の金額だけではなく、その会社がどのような施工をするのか、ぜひ聞いてみてください。
内窓工事を頼む前に聞いてみたい5つのこと
- 既存の外窓の建て付けも確認してもらえますか?
- 外窓の隙間や鍵の不具合があったら調整してもらえますか?
- サッシの清掃や排水部分の確認はできますか?
- 内窓を取り付けた後の調整は誰が対応しますか?
- 数年後に困ったときは、誰に電話すれば良いですか?
この5つを聞いていただければ、その会社がどのような考え方で施工しているのか、少し見えてくるのではないかと思います。
内窓は長く使う住宅設備です。
だからこそ、施工したその日だけではなく、10年後も20年後も、気持ちよく使っていただきたい。
そして、何かあったときには「ちょっと電話してみよう」と思っていただける会社でありたい。
私は、そんなリフォーム屋でいたいと思っています。
それがリフォームダイレクトだったら、本当にうれしいですね!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも職人社長・小笠原の「おがピ社長のよろず相談」を、どうぞよろしくお願いいたします!
よくあるご質問
Q.内窓を取り付ける前に外窓の調整は必要ですか?
A.すべての窓で調整が必要というわけではありません。ただし、鍵が掛かりにくい、隙間がある、窓が傾いているなどの症状があれば、確認することをおすすめします。
Q.内窓を取り付けると、外窓のお掃除はできなくなりますか?
A.通常の引違い窓であれば、内窓と外窓をそれぞれ開けて清掃できます。掃除の際は、窓の種類や取扱説明書に従って安全に作業してください。
Q.ペアガラスの中が白く曇っています。掃除で直りますか?
A.ガラスとガラスの間に発生した内部結露の場合、表面を拭いても直りません。基本的には複層ガラスの交換が必要ですので、まずは状態を確認しましょう。
Q.取り付けた内窓の調整もお願いできますか?
A.弊社が施工した内窓については、開閉や鍵の不具合などもご相談ください。状態を確認し、調整・修理の内容や費用をご案内します。
Q.窓断熱の補助金についても相談できますか?
A.はい。国の先進的窓リノベ事業、東京都のクールネット東京、区市独自の補助金について、受付状況や対象条件を確認した上でご案内しています。
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窓のメンテナンスに関する参考情報
※サッシの調整方法や清掃方法は商品によって異なります。無理な分解や調整は故障・けがの原因になる場合があります。作業が難しい場合は施工店へご相談ください。
これからも、優しい気持ちのこもった、顔が見える手仕事で。