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リフォーム補助金を3つ併用|稲城市75.5万円の実例と申請の順番

リフォーム補助金を3つ併用|稲城市75.5万円の実例と申請の順番

リフォームの補助金を3つ併用した稲城市の実例|重複しない申請の整理

執筆: 株式会社リフォームダイレクト 代表 小笠原 功二(創業28年・施工実績7,000件超(自社集計・2026年8月時点)。見積もりから補助金申請・施工まで一貫対応)
作成日: 2026年8月22日 最終更新日: 2026年8月22日(本記事の制度・金額は2026年8月時点の情報です)|読了時間: 約8分|出典・参照は記事末尾に記載

「補助金はどれか1つしか使えない」と思って、いちばん金額の大きい制度だけで計画を組む方がいらっしゃいます。実際には国と東京都と区市町村が別々の目的で制度を用意していて、要件を満たせば組み合わせられる場合があります。

こんにちは。東京都多摩市と世田谷区を拠点に、窓と水回りの断熱に特化した株式会社リフォームダイレクトです。この記事では、3つの補助金を組み合わせた稲城市の実例と、国・都・区の3制度を申請予定とした世田谷区の実例をもとに、併用の考え方と重複申請にならない整理の仕方をご説明します。

リフォームの補助金は3つ同時に使えますか?

使える場合があります。当社が施工した稲城市の戸建てでは3つの補助金を組み合わせ、リフォーム総額418万円に対して補助総額75.5万円となりました。ただし制度ごとに要件と審査があり、受給を保証するものではありません。

稲城市実例|リフォーム総額418万円と補助総額75.5万円

75.5万円残り 約342.5万円

水回りと窓・ドアの断熱をまとめて行い、3つの補助金を利用して補助総額75.5万円。工期は9日間。

※金額は当該工事の実績に基づく数値です。補助額は工事内容、窓やドアの性能区分、利用する制度、申請時期により変動します。

なお、この稲城市の工事で申請したのは先進的窓リノベ事業2025・子育てグリーン住宅支援事業・クールネット東京の3制度です(施工事例の掲載日は2025年10月4日)。2026年度の制度による事例ではありませんので、金額をそのまま今年度に当てはめないでください。制度は年度ごとに対象工事や金額が変わります。稲城市のこの工事では、システムキッチンとシステムバスの入れ替えに加えて、内窓を11か所と勝手口ドアの断熱改修を行いました。窓とドアの部分だけを取り出すと、費用81万4,000円のうち77.4%にあたる63万円が補助され、実質のご負担は18万4,000円でした。

ここで大事なのは、補助金が「工事全体にまとめて1つ付く」わけではないという点です。制度はそれぞれ対象とする工事が決まっていて、該当する部分に対して個別に計算されます。だからこそ、どの工事がどの制度に当たるのかを最初に仕分けしておくと、取りこぼしが減ります。

3つ併用すると、実際にはいくらになりますか?

工事の内容と窓の性能によって変わります。世田谷区のマンションでは国・都・区の3制度を利用予定とし、総額73万9,000円に対し60万5,000円を見込みました。別のお宅では総額75万9,000円に対し31万7,000円の予定です。

3つの補助金を利用した実例の比較

施工地域・住宅種別工事総額補助額
稲城市・戸建て(水回り+窓・ドア断熱)418万円75.5万円
世田谷区・マンション(内窓+トイレ交換)75.9万円31.7万円予定
世田谷区・マンション(特殊窓を含む内窓)73万9,000円60万5,000円見込
※稲城市の実例は先進的窓リノベ事業2025・子育てグリーン住宅支援事業・クールネット東京の3制度を利用したものです(施工事例の掲載日は2025年10月4日)。※世田谷区の2件は先進的窓リノベ2026事業・クール・ネット東京 令和8年度・令和8年度 世田谷区エコ住宅補助金の3制度を利用予定としたものです。いずれも申請予定額であり、交付が確定した金額ではありません。

同じ「3制度の併用」でも、総額に対する補助の割合は大きく違います。世田谷区の2件はどちらもマンションの内窓工事ですが、片方は総額の8割を超える見込みで、もう片方は4割ほどの予定です。差が出るのは、窓の数と大きさ、ガラスの性能区分、そして窓以外の工事がどれだけ含まれるかによるものです。

※費用・補助金額は各施工内容に基づく実績値です。実例の詳細は稲城市の3つの補助金を使ったリフォーム事例世田谷区マンションの内窓事例でご紹介しています。内窓の仕組みは窓断熱リフォームの解説ページをご覧ください。

国・東京都・区の3つは、それぞれどんな制度ですか?

国は先進的窓リノベ2026事業、東京都はクール・ネット東京が窓口の断熱助成、区市町村は世田谷区エコ住宅補助金のような自治体ごとの制度です。対象になる工事も、申請できる時期も、それぞれ別に決められています。

国・東京都・区市町村の役割の違い

実施主体制度の正式名称主な対象工事と時期
国(環境省)先進的窓リノベ2026事業ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換/申請は遅くとも2026年12月31日まで/住宅1戸あたり上限100万円
東京都災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業(クール・ネット東京)既存住宅の高断熱窓・ドア/令和8年度から令和9年度まで申請予定/2026年6月30日受付開始
区市町村(例)令和8年度 世田谷区エコ住宅補助金窓の断熱改修・高断熱ドア・高断熱浴槽・屋根の高反射改修/第1期は令和8年4月15日〜8月31日、第2期は令和8年10月1日〜令和9年1月31日
※2026年8月18日時点で各制度の公式サイトから取得した情報です。区市町村の制度は自治体ごとに内容が異なります。

国の先進的窓リノベ2026事業は、事務局に登録された「窓リノベ事業者」を通じて申請する仕組みです。登録事業者が交付申請などを代わりに行うため、お客様ご自身で書類を組み立てる必要は基本的にありません。1申請あたりの合計補助額が5万円以上であることが対象の条件になっています。

東京都のクール・ネット東京の助成は、既存住宅の省エネ改修を進める事業のなかで、高断熱の窓やドアが対象になります。窓改修の助成率や上限額は事業ごとのページに定められているため、ご相談の段階でその年度の内容を確認してご案内します。

3つ使うと重複申請になってしまいませんか?

実施主体が違う制度は、要件を満たせば併用が認められる場合があります。世田谷区は公式サイトで、国や東京都の補助制度と併用が可能としています。ただし、それぞれの制度側でも確認が必要です。

まず、国の先進的窓リノベ2026事業では、過去の先進的窓リノベ事業(令和4〜6年度補正予算)で補助金の交付を受けた開口部は対象外です。以前に同じ窓で補助を受けている場合、その窓をもう一度申請することはできません。逆に、まだ手を付けていない別の窓であれば検討の余地があります。

次に、国と東京都と区市町村は、それぞれ別の予算と目的で制度を運用しています。世田谷区エコ住宅補助金の公式ページには、国や東京都の補助制度と併用が可能である旨が記載されています。この「併用可」の記載があるかどうかが、区市町村の制度を組み合わせられるかを判断する最初の手がかりになります。

当社では、見積書の段階で工事を項目ごとに分け、どの部分がどの制度の対象になるのかを整理してお渡ししています。書類のうえで対象範囲が分かれていれば、審査の際にも説明がしやすくなります。

併用できないのは、どんな場合ですか?

予算に達して受付が終わっている場合、対象となる工事や製品の要件を満たさない場合、そして過去の同じ事業ですでに補助を受けた開口部を工事する場合です。いずれも着工前の確認で見分けられます。

補助金を利用するうえでのご注意

  • 制度の正式名称と年度: 本記事で扱うのは先進的窓リノベ2026事業(環境省)、災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業(東京都・クール・ネット東京)、令和8年度 世田谷区エコ住宅補助金の3制度です。
  • 審査があります: 補助金は各実施機関の要件を満たしたうえで、審査を経て交付が決定します。申請予定額どおりの受給を保証するものではありません。
  • 予算・期限で終了する場合があります: 先進的窓リノベ2026事業の予算に対する申請額の割合は2026年8月18日午前0時時点で18%(公式概算値)です。申請が集中すれば期限前に終了する可能性があります。交付申請は遅くとも2026年12月31日までです。
  • 対象外の工事があります: 過去の先進的窓リノベ事業で補助を受けた開口部は対象外です。制度ごとに対象となる窓・ドアの性能区分も定められています。

3つ併用するとき、申請の順番はどうなりますか?

手続きが先に必要な制度から進めます。東京都の令和8年度制度は契約・施工が事前申込の受付後であること、世田谷区エコ住宅補助金は工事前の事前登録が条件です。着工してからでは間に合いません。

3制度併用の進め方(4ステップ)

最重要

1

工事の仕分け

どの工事がどの制度の対象かを整理

2

受付状況の確認

国・都・区市町村の予算と期間を確認

3

契約・事前登録

工事前の登録が必要な制度を先に

4

施工・交付申請

制度ごとの様式で申請し審査へ

※順番と必要書類は制度と年度により異なります。世田谷区エコ住宅補助金は「工事請負契約書等」を手元に用意して事前登録を行います。

世田谷区エコ住宅補助金は、第1期が令和8年4月15日から8月31日まで(工事完了は4月1日から8月31日)、第2期が令和8年10月1日から令和9年1月31日まで(工事は9月1日から令和9年1月31日)です。この期間の外に工事が出ると、区の制度だけ使えないという結果になります。

一方、国の先進的窓リノベ2026事業は登録事業者を通じた申請で、交付申請は遅くとも2026年12月31日までです。3つの制度で締め切りの考え方が違うため、いちばん厳しい条件に工事日程を合わせるのが現実的な進め方になります。

3つ併用の相談は、どこから始めればよいですか?

窓ごとの対象可否を確認する現地調査からです。当社では見積もりから補助金申請、施工、アフターフォローまで同じ担当者が一貫して対応します。制度の受付状況もあわせて整理してご案内します。

「うちの区に制度があるのか分からない」「補助金の話だけ聞きたい」という段階でも構いません。お住まいの地域と、断熱を考えている場所(窓なのか、水回りも含めるのか)が分かれば、どの制度が候補になるかの見当はつきます。窓の写真や図面があれば、さらに具体的にご案内できます。

株式会社リフォームダイレクト代表 小笠原功二この小笠原につながります

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株式会社リフォームダイレクト代表 小笠原功二「補助金って3つも使えるんですか?」
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リフォーム補助金の併用でよくいただく質問は?

多いのは併用の可否・金額・申請の順番・自治体制度についてのご質問です。住まいの条件で答えが変わる項目は、現地調査の際に正確にご案内します。

リフォームの補助金は3つまとめて申請できますか?

実施主体が異なる制度は、要件を満たせば併用が認められる場合があります。世田谷区エコ住宅補助金の公式ページには、国や東京都の補助制度と併用が可能である旨が記載されています。ただし各制度側での確認が必要で、審査を経て交付が決まるため、受給を保証するものではありません。

3つ併用すると補助額はどのくらいになりますか?

工事内容によって幅があります。稲城市の戸建てではリフォーム総額418万円に対して補助総額75.5万円、世田谷区のマンションでは総額73万9,000円に対して60万5,000円の見込み、別のお宅では総額75万9,000円に対して31万7,000円の予定でした。

同じ窓に2つの制度を申請してもよいのですか?

制度ごとに対象の考え方が異なるため、個別の確認が要ります。国の先進的窓リノベ2026事業では、過去の先進的窓リノベ事業で補助金の交付を受けた開口部は対象外と定められています。当社では見積書の段階で工事を項目ごとに分け、対象範囲を整理してお渡ししています。

区の補助金だけ先に手続きが必要なのはなぜですか?

令和8年度 世田谷区エコ住宅補助金は、令和8年度から工事前の事前登録が必須となり、原則電子申請です。着工後では登録ができないため、契約の直後に手続きへ進みます。登録の際は工事請負契約書等を手元にご用意いただきます。

申請の手続きは自分でやる必要がありますか?

先進的窓リノベ2026事業は、事務局に登録された窓リノベ事業者が交付申請等を代行する仕組みです。当社では見積もり・打ち合わせから補助金申請、施工、アフターフォローまで同じ担当者が一貫して対応します。

出典: 先進的窓リノベ2026事業(公式) / クール・ネット東京 断熱・太陽光住宅普及拡大事業 / 令和8年度 世田谷区エコ住宅補助金(世田谷区)(制度内容・予算状況は2026年8月18日時点)